この度、エルゴポックは皮革業界における資源ロス問題の解決を目指すLEZZA RESILIENCE PROJECTに参画しました。
天然素材ゆえにレザーには当然のようにキズやシミがあります。しかしながら、キズやシミの多いレザーは規格外とされ適正価格での流通ができず、レザーを製造するタンナーの経営を圧迫してきました。この問題を解決するために皮革メーカーの富田興業株式会社と国際ファッション専門職大学との産学連携で2021年にスタートしたプロジェクトがLEZZA RESILIENCE PROJECTです。
今回、エルゴポックはプロダクトデザイン、生産面において協力しています。
ファッション学生の自由な発想はデザインはもちろん、このプロジェクトの中枢であるレザーによく現れています。それはレザーに異素材の「アルミ」をボンディングしたハイブリッド素材の採用。ボンディングすることでレザーのキズやシミが馴染み、アルミの形状記憶性によりテクスチャー感ある素材が出来上がりました。
プロダクトデザインはエルゴポックのインラインをベースにしつつ、学生のアイデアを盛り込み試作を重ねました。ボンディングしたアルミが作り出すクールな表情と、この見た目で自立するというユーモアあるバッグに仕上がりました。
このバッグはクラウドファンディング「Makuake」にて販売されますので是非チェックしてみてください。
国際ファッション専門職大学
日本で唯一の、「ファッション」「ビジネス」の専門職大学。ファッションを軸に、ライフスタイルや文化、これからの社会をデザイン。ビジネスとして新しいしくみを生み出し、国内外でファッションビジネスに変革をもたらす人材を育成します。
富田興業株式会社
革を通して「もの」を育てるライフスタイルを提案する皮革メーカー。革を育てる楽しみを味わってほしいという思いで、数ある鞣工場から適した素材をコーディネートします。食の副産物である皮と植物由来の副産物であるポマース(搾りかす)を再活用した、 独自のサステナブルレザー(レッザボタニカ®)の製造にも取り組んでいます。