エルゴポックでは製品デザイン・構造・特性などから使用するレザーを選定しています。このページではレザーの紹介と、それぞれの製品ラインナップをまとめています。
No.06-ワキシングレザー
タンニンをベースになめされたワキシングレザーはオイルやワックスを配合する事でしなやかな質感を実現しています。ベースカラーの上からさらに濃色を塗り重ね、1枚ごとに表情の違うアンティーク風のムラを付けたエルゴポックを代表するオリジナル素材です。No.06はブランド設立当初より展開しているエルゴポックのクラシックライン。流行り廃りにとらわれない普遍的なバッグ・レザーグッズが揃います。
06A-ワキシングレザー(エンボス)
エルゴポックオリジナルのワキシングレザーに型押しを施しエレガントにアップデート。タンニンをベースになめされた下地にオイルやワックスを含ませしなやかに仕上げています。一方向に流れる水シボの型押しが美しく、適度な光沢を与えることで表面の凹凸を際立たせました。大人のビジネスシーンを演出するブリーフケース、レザーグッズが揃います。
MG-ベジタブルタンニンレザー
2種類のベジタブルタンニンレザーを使用。
1.ソフトヌメ革→ベジタブルタンニン鞣しの下地にじっくりとオイルを揉み込み、さらに染料染め段階でパラフィン(石蝋)を加えています。それにより使うほどに馴染み、美しい艶と味わい深い経年変化が楽しめるレザーに仕上がっています。
2.ヌメ革(ピット槽鞣し)→植物樹脂タンニンが入った槽に長期間つけ込むピット鞣しによる本ヌメ革。革本来の風合いが感じられる染料仕上げです。ハードな使用環境でも耐える堅牢さを持ちます。
TC-ソフトシュリンクレザー
長時間ゆっくりとドラム内で空打ちし天然のシボを付けたソフトシュリンクレザーです。レザーの質感を残しつつ、着用時の移染を防ぐ極々薄いコーティングを施しています。表面のシボは品を与えると同時に、キズが目立ちにくく扱いも簡単。エルゴポックの使用するレザーで最もソフトです。カジュアルバッグのメイン素材として使用しており、下処理を施すことで、トートバッグやレザーグッズなどにも使われます。
ER-エンボスレザー
軽さと発色の良さが特徴のエンボスレザー。自然なシボを再現した型押しを施しています。表面に傷が付きにくく、付いても型押しのおかげで気になりません。経年変化による色の変化が生じにくくきれいなまま使い続けていけるタイプのレザーです。タフで扱いやすい特徴を持つので、使用頻度の高いオンオフ兼用の汎用性の高いバッグがラインナップされます。
HM-エンボスレザー(タンニンベース)
肉厚な成牛の原皮を選定しタンニンベースでなめしたボリュームとコシ感が特徴のエンボスレザー。エンボス加工後に7-8時間「から打ち」をおこない、革の厚みがありながらもしなやかさも付与。製品にした際にはフォルムをしっかり表現でき、自立も可能です。ビジネストートをメインにラインナップしています。
RL-エンボスレザー(シャイニー)
細かな型押しを施したレザーに、熱処理により微かな濃淡、上品な光沢を持たせたオリジナルレザーです。この上質な素材感が最大のこだわりですが、傷がつきにくく、しなやかという扱いやすい側面も持ち合わせます。経年変化による色味の変化が生じにくくきれいなまま使い続けていけるタイプのレザーです。レザーの光沢を生かしたシンプルで、高級感あるバッグをラインナップしています。
BL-ブライドルレザー
ベジタブルタンニンでなめされた強固な革にワックスを擦り込み、強度を保ちながら表面をしなやかに仕上げた堅牢性と耐久性に優れた高級素材です。革の表面に浮かび上がる特有の白い粉「ブルーム」は浸透したワックスがにじみ出たもの。使い込むことで革に馴染み、味わい深い艶を生み出します。「ブライドル」とは乗馬で使う馬具の総称です。